- 大人の歯列矯正の費用は
・歯科医の”診断書”さえあれば、医療費控除にできる
・歯科医の”診断書”が無ければ、医療費控除にできない
という風に、”診断書”の有無で、医療費控除にできるかできないかが決まります。
実際、この通りですし、こういう風に思っている人が多いと思います。
ただ、どの矯正歯科でも「医療費控除にしたいんで診断書を書いてください!」と頼めば、(歯の噛み合わせに関わらず)診断書を書いてくれるという実態があると思われます。
その理由について書きたいと思います。
どんな人でも”診断書”を書いて貰える理由
理由は2つあります。
理由1:矯正歯科は”診断書”を発行するとメリットしかない
矯正歯科からすると、診断書を発行することはメリットしかありません。
どんなメリットかというと、
- 診断書を発行すると、客が来てくれる
「どんな人にでも診断書を発行してくれる」となれば、診断書目的で歯列矯正を申し込んでくれる人がいるかもしれない
- 診断書を発行することでも、発行手数料で儲けられる
ほとんどの矯正歯科は、診断書を発行するのに、発行手数料(2,000円程度)という名目でお金を取っています
(診断書は、名前の部分だけを書き換えて使いまわしてるだけだと思われるので、手間もほとんど掛かっていないはずです)
という2点です。
つまり、矯正歯科にとって、”診断書”を発行するデメリットがないのです。
理由2:税務署は”診断書”の内容が正しいか、判断できない
歯列矯正の費用が「医療費控除に該当するかどうか」を判断するのは、税務署員です。
ですが、税務署員は、歯の専門家ではありません。(当たり前ですが)
なので、”診断書”の内容と、その人の過去の歯並びを見て、
「この人は日常生活に支障をきたすレベルではないだろ!」などと判断できません。
(そもそも歯の専門家に払う給与の方が高いと思うので赤字です)
つまり、”診断書”を出されれば、税務署は「ぐぬぬ・・、医療費控除として認めるしかないか・・。」となるしかないのです。
まとめ
というわけで、大人から始めた歯列矯正であっても、「診断書を書いてください」と歯科医に頼めば、歯の噛み合わせにかかわらず、書いてくれるケースがほとんどだと思いますので、
もし、「自分の歯並びは医療費控除の対象じゃないだろうなぁ」と諦めている方は、ダメ元で歯科医に頼んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに、歯列矯正をまだ始めていない方は、歯列矯正を申し込む前に「”診断書”は発行していただけますか?」と事前に訊いてから、申し込んだ方が良いと思います。
どうせ申し込むのなら、”診断書”を発行してくれない”頭の固い矯正歯科”ではなく、どんな人にでも”診断書”を発行してくれる”頭の柔らかい矯正歯科”では歯列矯正した方がお得ですからね。(数十万円単位で違ってきますしね)
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